2009年9月、国の重要無形文化財である「小千谷縮・越後上布」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。工芸品として第1号の登録です。雪国で生まれ、風土が育み、雪国で暮らす人々の気質と忍耐が育んだ文化と歴史の結晶である「小千谷縮・越後上布」。雪上の雪さらしなど雪国文化の特質を有するとともに、原料から加工技術全般にわたり純粋の古法を伝えていることの貴重性が評価されました。
本展では、文化庁の協力のもと、後世に残すべき人類の財産として世界が認めた織物の優れた名品を展示します。また、実演をまじえた工程など、織物の全てを多角的にご紹介します。