名古屋市美術館には、4,000点を超えるコレクションが収蔵されており、その一部が常設展示室で随時紹介されています。今回の特別展ではエコール・ド・パリやメキシコ・ルネサンスといった美術館の収集方針の枠を超えて、「人物」「風景」「静物」という3つのキーワードで作品を分類し、その新たな魅力をご紹介するものです。美術品の展示の面白さは、隣り合う作品との関係によってその印象ががらりと変わるところにあります。新たな展示空間の中でいつもとは異なる表情を見せる作品たち。名古屋市美術館のコレクションの魅力の全てを極めていただきたいと思います。