濱谷明夫は、糸を用いた立体造形作家です。糸を巻く・吊すというシンプルな方法で、さまざまな形態と表情を持つ作品を作り出します。また、金沢駅東広場や東京の経団連会館などのアート・ワークスによる建築空間設計でも、数多くの実績を残しています。
この展覧会では、平成22年度文化立県とくしま推進会議・4大モチーフ全国発信事業「阿波藍の魅力」のひとつとして、糸を藍で染めた作品が展示されます。染めは本格的な木灰汁発酵建てによる藍染めを行っている徳島の染師・村上千晶が担当します。
現代造形と本格的藍染のコラボレーションにより、藍の持つ色彩美を体感できる現代的空間が出現することでしょう。