東京都写真美術館は写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の展開の場となるよう、様々な事業を展開しています。その中核となるのが、日本の新進作家に焦点をあてた展覧会です。
今回はこれからの活躍が期待される写真家、映像作家の作品を通し、6人の作家の「旅」を提示します。彼らのとらえた風景は、日本国内から海外、都市や僻地、あるいは現実ではない架空の風景もあり、その表現は千差万別です。しかし彼らの作品から、私たちが日常生活している場とは異質な空間が、世界には存在することを、あらためて認識できるはずです。「旅」の写真を通し、新たな知覚の旅へと出発していただけることでしょう。