タイトル等
川上澄生:木版画の世界
会場
世田谷美術館
会期
2010-03-13~2010-05-09
休催日
毎週月曜日(ただし3月22日(月祝)と5月3日(月祝)は開館、3月23日(火)は休館) ※4月27日(火)~5月9日(日)までは無休
開催時間
午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
観覧料
一般:1000(800)円/大高生・65歳以上:800(640)円/中小生:500(400)円
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者の方は500円(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料
※3月30日(火)は世田谷美術館・開設記念日にて、本展観覧は無料
主催者
財団法人せたがや文化財団・世田谷美術館
概要
本展では、川上澄生の木版画の世界を、主題ごとの分類による全8章の構成をもって概観します。創作版画運動にも連鎖していた頃の、最初期の代表作である≪黒き猫≫(1922年頃)や≪初夏(はつなつ)の風≫(1926年)から、疎開先の北海道にあって多数制作した物語の版画本、あるいは後年になって大きく開花した南蛮渡来ものを主題とする作品や、文明開化に沸いた明治の風情を伝える作品まで、川上作品の全貌を見渡す構成となる予定です。長きにわたる版画人としての足跡において、川上は必ずしも技法上の熟達や審美的な洗練を目指した作家ではなかったといえるでしょう。むしろ、木版画ならではの素朴な風合いを、同じ主題においてもさまざまな角度から試してゆき、何よりその楽しさに熱中した人であったように思われます。静物、風景、人物といった古典的な主題から、古今東西の物語や南蛮・明治といった川上ならではの主題まで、川上が版に彫り、紙に刷りだしたものはさまざまでしたが、そうした主題それぞれについて、川上が何を考え、どのようなことを語っていたかを知るために、平明ながらも味わい深い川上自身の文章も、あわせて紹介したいと考えています。

本展には、川上の地元・宇都宮にある栃木県立美術館が長きにわたり収蔵してきた膨大なコレクションから、選りすぐった461点を出品していただき、同時に、栃木県内の鹿沼市立川上澄生美術館からも、30点ほどの作品・資料を特別出品していただくことになりました。それにより、本展は総数約500点で構成される川上澄生展となります。なお、大半が紙による版画作品であるため、保全上の理由から全会期を前期・後期に分けて、大規模な展示替を行なうことになり、各期ごとには、おおよそ280点の作品を展覧する予定です。
ホームページ
http://www.setagayaartmuseum.or.jp
展覧会問合せ先
03-3415-6011
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2
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