群馬県立近代美術館は、絹織物産業の歴史を持つ群馬県の美術館として、着物をはじめとした伝統工芸からテキスタイル・アートと呼ばれる現代的な造形作品まで、繊維を素材とした作品を展覧会などで継続的に紹介してきました。また、それらの作品を所蔵していることは、当館のコレクションの大きな特色の一つとなっています。
今回の展示では、当館のコレクションから、糸やウールなどの繊維素材を用いた現代のテキスタイル・アート作品を特集し、素材の生み出すやわらかなイメージや表現の多彩さを紹介いたします。
私たちにとって身近な存在でもある繊維素材を、アーティストたちがどのように作品としているのか、ぜひ会場でご覧ください。