明治以降の西洋美術の流入に対抗するようにしてはじまる、新しい日本の絵画、「日本画」のオリジナリティーとアイデンティティーの模索は、いまもってはっきりした解決の糸口や方向を見出せてはいません。
青梅市立美術館では、このような日本画の行く末を憂い、 あらためて日本画の現在を検証するとともに、現代日本画の作家たちを挑発し、将来の方向を見出す手立てを考えようとしています。そこで、いま当館が注目する日本画家9名に新作の制作を依頼。本展にて発表していただきます。
日本画の「いま」と「これから」を見つめるまたとない機会です。どうぞ御期待ください。