現在91歳となられました太田大八氏は、1949年のデビュー作以来、130作以上の絵本と、230冊以上の児童書などの挿し絵をてがけてきました。話の内容によってさまざまな絵画技法を使い分けるとともに、常に新しい表現方法に挑戦するなど、作品の幅の広さと、表現の多彩さでは他の追随を許しません。
また、日本の絵本界のリーダーとして、絵本表現のレベル向上や、こどもの本の絵を描く画家たちの社会的地位の向上、絵本を通じての国際交流などに、尽力して来たことでも知られております。
本展では、60年以上におよぶ創作活動で発表された絵本作品の原画や絵画作品に加えて、氏と親交が深く、現在、絵本界の第一線でご活躍されている作家15名の絵本原画も合わせて展示いたします。楽しい絵本の数々をご覧下さい。