タイトル等
リフレクション
映像が見せる“もうひとつの世界”
会場
水戸芸術館現代美術センター
会期
2010-02-06~2010-05-09
休催日
月曜日※ただし3月22日、5月3日(月・祝)は開館、翌3月23日(火)休館
開催時間
9時30分~18時※入場は17時30分まで
観覧料
一般800円、前売・団体(20名以上)600円
*中学生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちのお方と付き添いの方1名は無料
主催者
財団法人水戸市芸術振興財団
概要
ビデオカメラやコンピューターが日常のツールとなった今日、映像が広く多く人びとにとって身近なメディアとなり、その表現の多様化が進んでいます。
本展は、現代の映像環境を反映する2000年以降の作品のなかから、とりわけ映像(リフレクション)を通して、ふだんは見えない、気づかない、もしくは隠された「もうひとつの世界」をリフレクトする(反映する)映像作品を紹介します。出品作品は、国内外の新進気鋭作家から著名作家まで7名と2組による、日本の美術館では未発表の作品が中心です。
本展における「もうひとつの世界」とは、大きく2つに分かれています。ひとつは、マスメディアとは異なるオルタナティブな視点からとらえた都市や社会の一面で、「主流」よりも「周縁」を対象とした世界です。たとえば、ヴェルムカ&ラインカウフはベルリンの地下鉄システムを綿密に調べあげて繰り広げた大胆なパフォーマンスの記録映像で、公共システムのスキや矛盾を照らし出します。また、藤井光は、社会的にないがしろにされている人びとがビデオカメラをもつことで得る可能性と、またそれによって浮かび上がる問題を新作で取り上げます。
これらが外に開かれたビデオカメラの活用であるなら、ふたつめの「もうひとつの世界」とは、ひとの心や脳など内面でのみ像を結ぶイメージや世界観です。たとえば、宇川直宏の映像インスタレーションは、音と連動して明滅する特殊なメガネを通して、見る人の脳内に恍惚的な映像体験をよびおこします。さらに、さわひらきのマルチチャンネル映像インスタレーション新作は、特異なアングルで捉えた実写映像とその断片的なコラージュによって、現実と夢を跨ぐようなシュールリアリスティックな世界を具現化します。
スタイルやテーマはさまざまですが、本展の出品作品はいずれも映像を「見えないもの/隠されたものを可視化するメディア」として用いた表現です。社会的に隠された出来事や注視されない人びとをビデオカメラによって照らし出し、あるいは目ではとらえられない心象風景や世界観をビジュアル化することで、私たちを刺激的かつ瞑想的な思索(リフレクション)する―多様なるリフレクションの場を紡ぎだそうとするものです。
ホームページ
http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html
展覧会問合せ先
Tel. 029-227-8111 / Fax. 029-227-8110
会場住所
〒310-0063
茨城県水戸市五軒町1-6-8
交通案内
JR 及び 路線バス
上野駅(※)から 水戸駅まで、常磐線特急『ひたち』『ときわ』及び各駅停車が約30分毎に運行しています。乗車時間は特急で約65~80分、各駅停車で約130分です。

水戸駅からは、バスをご利用になると便利です。「北口バスターミナル4~7番のりば」から乗車し、「泉町1丁目」下車。乗車時間は約10分です。降車後バスの進行方向に進み、すぐの交差点で大通り(国道50号)を渡り、そのまま路地を直進してください。徒歩2分ほどで到着します。

※2015年3月のダイヤ改正により、幾つかの時間帯において常磐線の運行が延長され、品川駅発着(東京駅経由)の便が追加されています。


お車
常磐自動車道 水戸ICより 国道50号線を水戸市街地方面へ 約20分。

水戸ICを下りた道路が国道50号線です。そのまま市街地方面にお進みください。
しばらく進みますと、バイパスと本道と分かれていますが、そのまま下の道路(本道)をお進みください。道なりに15分ほどで水戸の市街地に入ります。
市街地の中の交差点、「南町3丁目」で左折をしてください。(左手にみずほ銀行がございます。) そこから「2つ目の信号」でまた左折をしてください。
そこから信号ひとつ過ぎたところで芸術館の地下駐車場のマークが見えてまいります。


高速バス
東京駅 八重洲南口バスターミナルのりばから 「常磐高速バス(赤塚又は茨大ルート) 水戸駅行き」で約100分、泉町1丁目下車、徒歩2分。
ホームページ
https://www.arttowermito.or.jp/
茨城県水戸市五軒町1-6-8
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