南川三治郎は1945年に三重県に生まれました。その後、今日までフランス・パリを基点にヨーロッパ各国・アメリカなどを取材しています。2010年には、フリーランス・フォトグラファーとして独立してから40年を迎えます。
’70年代よりヨーロッパを中心に“人と文化”を撮り続けてきた南川は、同時に日本の文化にも熱い視線を注いできました。
「南川三治郎の世界」展では、洋の東西の世界を知り尽くした写真家が紡ぎだす“人と文化”のさまざまな姿を紹介します。’80年日本写真協会新人賞の『アトリエの巨匠たち』、’86年日本写真協会年度賞受賞の『推理作家の発想工房』をはじめ、フランス人以外で初めて撮影を許可された『ヴェルサイユ宮殿』など、世界を股にかけて活躍する写真家南川三治郎の軌跡を本人のエッセイとともに展示します。