横浜美術館は新進アーティストを発掘、支援し、横浜からアーティストを発信していく取組として、横浜都心部における先駆的なレジデンス事業「アーティスト・イン・ミュージアム横浜(AIMY)」を開催してきました。今年度は、映像を用いたダイナミックなインスタレーションで今後の活躍が期待される、新進気鋭のメディアアーティスト、志村信裕(しむら・のぶひろ)を選出。今秋開催される「ヨコハマ国際映像祭2009」にあわせ、公開制作と展示発表を行い、映像文化都市・横浜にふさわしいアーティストを発信します。
志村信裕は1982年東京生まれ、東京在住。日常生活にあふれている見慣れたものを題材に撮影した映像をつかい、空間全体を変容させるインスタレーション作品を制作しています。本展では、横浜美術館のグランドギャラリーなど、美術館ならではの大空間をつかった、新作映像インスタレーションを展示します。また、美術館の展示に先駆けて9月1日より横浜市中区初黄・日の出地区で開催中の「黄金町バザール2009」にも参加。「街がアトリエ」をテーマに、黄金町に滞在制作をしながら街中に作品を仕掛けていきます。