九州国立博物館はアジアや西洋への窓口である九州に設立された国立博物館として、日本の歴史を海外との「文化交流」という観点から紹介することを活動の基本としています。そのため、文化財の収集・研究・保存・公開などの事業において、一貫して「文化交流」というコンセプトのもとに活動してきました。本トピック展示は、それらの事業の根幹をなす文化財の収集にスポットをあてるものです。
本トピック展では、平成17年度の開館から今春の平成20年度の末までに購入し、あるいは寄贈をうけた収集品から選りすぐった48件の優品を一堂に公開します。わが国の「文化交流」をしめす歴史の証人たちを通じて、開館から4年におよぶ九州国立博物館の足跡にもご理解をいただければ幸いです。