「風景の会」は、東海地方の日本画・洋画・版画作家が所属団体や会派を超えて、郷土の風景を描くために結集した、全国でも珍しい絵画棚地です。活動の中心である年1回の展覧会では、これまで尾張、伊勢志摩、富士山、奥飛騨、琵琶湖、北方四島などの風景をテーマとして取り上げました。その地域に生活する人々でさえも忘れかけていた郷土の美しい風景を描き出した作品群は、多くの人々に感動を与えています。
今回の展覧会のテーマは、「遠州を描く」です。遠州地方は赤石山系、天竜川、遠州灘、浜名湖といった自然に囲まれ、四季折々の風景が楽しめる恵まれた環境にあります。この郷土色に満ちた遠州地方をテーマに描いた、風景の会同人33人の作品と遠州地方在住の招待作家5人(内山明美、岡本透、栗原幸彦、竹内雅明、服部譲司)の作品が一堂に会します。
遠州地方に始めてお越しの方には遠州の魅力を伝える絶好の機会となり、お住まいの方は郷土の魅力を再発見できる内容となっております。ぜひ色彩に満ちた遠州地方の風景の数々をご堪能ください。