国際子ども図書館では、国際児童図書評議会(IBBY)の日本支部である日本国際児童図書評議会(JBBY)との共催で、8月22日(土)から9月27日(日)まで、展示会「世界をつなぐ子どもの本―2008年度国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト受賞図書展」を開催します。 昨年、社団法人日本国際児童図書評議会 (Japanese Board on Books for Young People。以下「JBBY」。)のご協力をいただいて、「2006年度国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト受賞図書展」(平成20年8月21日?平成20年9月21日)を初めて行いましたが、世界各国から選ばれた多くの優れた本を実際に手に取って見ることができる展示会として、大変ご好評をいただきました。 今年も、子どもの本を通して国際理解を促進することを目的に、展示会を開催します。 国際アンデルセン賞は「小さなノーベル賞」とも呼ばれ、2年に一度、児童文学の分野で卓越した業績をあげた作家および画家に贈られます。2008年はユルク・シュービガー氏(スイス)が作家賞を、ロベルト・インノチェンティ氏(イタリア)が画家賞を受賞しました。 IBBYオナーリストは、IBBYの各国支部が、外国に紹介したい作品として、自国で新しく出版された児童書の中から選んだ本のリストです。「文学」・「イラストレーション」・「翻訳」の3部門からなり、2008年は58の国と地域から169の作品が選ばれました。日本からは、高楼方子氏の『おともださにナリマ小』、荒井良二氏の『たいようオルガン』、千葉茂樹氏の『おりの中の秘密』が選ばれました。 今回の展示会では、展示資料を所蔵するJBBYの協力を得て、58の国・地域から選ばれた世界の新しい子どもの本を、直接手にとってご覧いただくことができます。