性急な「近代化」の過程のなかで、明治末から大正中期にかけて「個性」や「生命」といったキー・ワードで初めて「個人」が顧みられました。西欧の「表現主義」の刺激を受けながらも、個人の内面世界から、また日本の美意識の深層から立ち現れた造形活動とその成果を、美術はもとより、建築、映画・写真、デザイン・工芸、舞踊・演劇など様々なジャンルにわたって紹介します。混沌、熱情、躍動を見せながら、現実に対して、或いは社会に対して若き芸術家たちが提示しようとした熱き“時代精神”の軌跡をたどります。
会期中、作品の展示替えを行います。
作品によっては「前期」「後期」、期間に限定された展示や、場面を替える作品もあります。
前期:8月25日(火)~9月13日(日)
後期:9月15日(火)~10月12日(月・祝)