古くから、日本人は季節の移ろいを楽しみ、暮らしのなかに取り込んできました。
特に絵画や工芸品などは、季節を象徴するものや美しい自然の姿を容易に屋内に取り入れることができます。
当館では通常、書院棟上段の間・二の間に季節にふさわしい書画をかけて大名屋敷の演出をおこなっています。
本展覧会は、これらを美術作品として改めて展示するもので、江戸~昭和時代の画家による四季折々の花鳥画や山水画、茶道家元による禅語の書に、九州・山口の焼物をあわせてご紹介します。
春から冬まで、書画のなかに写し取られた季節をめぐってみませんか。