久野和洋氏は、1938(昭和13)年愛知県名古屋市生まれ。
「フィンセント・ファン・ゴッホ展」(1958年 東京国立博物館)を見て、画家となることを志します。
1965(昭和40)年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)を卒業。1974(昭和49)年には、招待研究生としてフランスの国立パリ高等美術学校(Ecole des Beaux-Arts)に留学します。渡欧中に多くの歴史的名画と出会い、その後の画業に大きな影響を受けます。
平成20年度まで武蔵野美術大学油絵学科教授を務め、「立軌展」「両洋の眼展」などに出品、これまで自らの道をひたむきに歩んできました。
本展覧会では、渡欧期に制作したジョットの模写をはじめ、連作《地の風景》を中心とした油彩画約15点を展示します。