「金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム」の第3弾。今回は異分野で活躍する二人の作家、ニットデザイナーの広瀬光治氏と現代美術家の西山美なコ氏を迎えます。これまで「美術」の世界でクローズアップされることのなかった「編む」という表現行為に注目し、「編みもの」を通じて、個人と共同体のよりよいあり方を考えます。ニットデザイナー広瀬と造形作家西山の二人が美術館の展示室を「ニット・カフェ」の空間に仕立て、そこをプラットホームとして多様な人々による多彩なイベントが起る長期プロジェクト型の展覧会。ジャンル、ジェンダー、国境、日常と非日常、といった境界を超えながら、美術館を媒介に美術と社会の新たな可能性を探ります。