「旅」とは、交通手段などを用いて、空間的物理的に移動することですが、日常的な移動とは異なり、観光地や行楽地などに出掛けることを意味します。
画家たちの旅はどうだったでしょうか。絵の勉強をするために留学の旅に出掛け、留学地で更に見聞を広める旅行をすることもありました。絵を描くことが目的の写生旅行もありました。また場所を決め、そこに長期間滞在して現地制作をした画家もいました。
このたびの展覧会では、そうした「旅」をキーワードに、作品がいつどのようにして描かれたのかを、年譜などの資料をもとに辿ってみたいと考えています。