1909年の創立から今年で100周年を迎える奈良女子大学の同窓会組織である(社)佐保会には、昭和初期に全国の支部および会員から寄贈された雛人形や郷土人形 があり、現在も大切に保管されています。
さらには当時の中国・台湾・朝鮮半島に在住していた同窓生から寄贈された人形も含まれており、ときの社会・文化を反映した貴重な資料となっています。
このたびの展覧会では、これら(社)佐保会所蔵品を中心に、日本各地のさまざまな人形と、中国・朝鮮半島の人形をご紹介します。加えて、人形の中でもとくに馴染み深い存在といえる雛人形と五月人形の変遷を、他館所蔵品とあわせてご覧いただきます。