澤柳英行(1966生)は、2001年にゴールドスミスカレッジの修士課程を終了後、ロンドンを活動拠点とし、ビデオ、写真、音響、鏡、残像効果等、様々なメディアを用いたインスタレーション作品を発表してきました。
近年は、見る角度、距離によって人物像が浮かび上がるパンチングメタルの作品シリーズを展開、これまでグループ展やアートフェアで発表し、好評を博してきました。
今回の澤柳の個展のテーマは、物質的、ならびに精神的な意味での「分裂と融合」。現代社会における私たちの存在自体が、内面的、あるいは、お互いの関係性において、ある種の分裂と融合を日常的に繰り返しつつあり続ける様に、一見して対立する二つの概念は、新作インスタレーションの中で、それぞれの始まりと終わり、境界等が不明確なかたちで表現されていきます。
レントゲンヴェルケの企画では初の個展となる今回、これまでで最大サイズの作品2点を含む、5点の作品で展示を構成する予定です。
展覧会初日5/8(金)18:00~、出品作家を囲んでのオープニングパーティーを開催いたします。
ご多忙中かとは存じますが、ご高覧、ご高配賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。