石元泰博氏は、「ある日ある所」「シカゴ、シカゴ」「桂」などの写真集で知られ、特に、妥協を許さないプリント制作は、日本の写真界に展示的価値を啓蒙するなど、世界的に高い評価を得ている写真界の重鎮です。
氏の代表作である「シカゴ、シカゴ」では、1948年から4年間過ごした学生時代、その後、1958年-61年に滞在したシカゴを、日系アメリカ人としての背景とともに、その時代のシカゴの街とそこに生きる人々、そして街で見たものを撮り続けました。本展覧会は、そのなかからモノクローム作品51点の作品を紹介します。