ルネ・ラリック(1860~1945)は、19世紀後半から20世紀前半にかけてパリで活躍したジュエリー、ガラス工芸デザイナーです。アール・ヌーヴォーの時代はジュエリーを制作し、その第一人者として高い評価を受けました。ガラス工芸に転向後は、型吹き、プレス成形の技法を用いて、アール・デコ様式を代表するガラス産業家として成功をおさめました。
生誕150年を記念するこのたびの展覧会は、オルセー美術館(パリ)、グルベンキアン美術館(リスボン)など、国内外の主要なコレクションから約400点を集め、ジュエリー時代、ガラス工芸時代を通し、生涯にわたる創造の全てを紹介します。