大阪芸術大学では、昨年度に毎日放送(MBS)からラジオ放送が始まった1920年代初頭から1980年代にかけての歴史的な放送機器を収集した、「澤田コレクション」と「MBSコレクション」をご寄贈いただきました。
「澤田コレクション」は、全国放送教育連盟副理事長、毎日放送テレビ教育会議専門委員を務められた故・澤田源太郎氏(1910~2001)が収集され、1991年に毎日放送に寄贈されたもので、1920年代初期から1950年代のラジオ、テレビ等の家庭用機器を主とし、1950年前後にNHKが使用していた業務用マイクロフォンも含まれています。また「MBSコレクション」は、日本で民間放送が開始された1940年代後半から1980年代の業務用放送機器を主に、家庭用ラジオ、テレビも含まれています。業務用放送機器の大半は、毎日放送が実際の業務に使用していたもので、開局当初に使用されていた機器も多数含まれています。本展では、それらの新収蔵品の一部をご紹介します。
最後になりましたが、貴重な資料をご寄贈いただきましたことに篤く御礼申し上げます。
□出品内容
1920~60年代のラジオ、テレビ、マイクロフォン等の放送機器、合計約50点