タイトル等
湯浅一郎展/フランソワポンポン
会場
群馬県立館林美術館
会期
2008-12-13~2009-04-05
休催日
月曜日(ただし1月12日は開館)、年末年始(12月29日-1月3日)、1月13日、20日、2月24日
開催時間
午前9時30分~午後5時 ※入館は閉館30分前まで
観覧料
一般300円(240円)、大高生150円(120円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催者
群馬県立館林美術館
概要
湯浅一郎(1868-1931)は、明治元年、群馬県西部の中山道の宿場町として栄えた安中(現安中市)に生まれました。洋画に新風を吹き込んだ黒田清輝からフランスの外光表現を学び、白馬会で活躍した後、ヨーロッパに渡ります。ベラスケスの模写に取り組んだマドリード、アカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールに通ったパリにて充実した4年間を過ごした後に帰国、その後も在野団体の二科会創立に関わるなど、明治から大正、昭和へと続く日本近代洋画の歴史とともに画業を歩みました。
今年、湯浅一郎の生誕140年を迎えて開催される本展では、群馬県立近代美術館が1974年の開館時に遺族より寄贈を受けた油彩の代表作に加え、多数の寄託作品のうち滞欧時代の水彩や素描、資料に光を当て展示します。また、湯浅や黒田清輝、山本芳翠らとも親交を持ちながら本格的な洋額縁を作った職人、磯谷商店の長尾建吉(1860-1938)を紹介し、別の角度から近代洋画の歴史に触れます。
ところで湯浅一郎がパリで住んだカンパーニュ・プルミエール通りは、20世紀初め、多くの芸術家たちが集うモンパルナス界隈の中心地でした。奇遇ながら、当館が作品・資料を収蔵する彫刻家フランソワ・ポンポン(1855-1933)も、この通りにアトリエを構えた一人です。
1855年、フランス中部ブルゴーニュ地方のソーリューに生まれたポンポンは、彫刻家をめざして20歳でパリに出ます。ロダンをはじめとする様々な彫刻家のもとで下彫り職人として働き、情感溢れる人間像の制作に携わる一方で、動物園での動物観察にもとづく制作へと自身の関心を注ぎ、オリエントやエジプトの浮彫彫刻、日本の工芸に影響を受けながら、次第に、細部と無駄を削ぎ落とし、形態の本質を追究した革新的な動物彫刻を生み出すに至りました。流麗なシルエットを特質とするその造形は、アール・デコの美学を映し出し、とりわけ1920年代に入ってから高く評価されました。
本展では、当館が所蔵する作品・資料の中から、ブロンズに加え、これまで紹介する機会のほとんどなかった石膏、さらに写真や手紙、絵はがき、ポンポンが収集した新聞や雑誌の切り抜きなどのドキュメント類を併せて展示し、ポンポンの彫刻作品が生まれるプロセスにも迫ります。
このほかテーマを設けて展示替えを行いながら、当館のコレクションを紹介していきます。
ホームページ
http://www.gmat.gsn.ed.jp/
展覧会問合せ先
Tel.0276-72-8188
会場住所
〒374-0076
群馬県館林市日向町2003
交通案内
○ 車:
東北自動車道 館林I.C.から 約9km
北関東自動車道 太田桐生I.C.から 約15km
○ 電車:
東武伊勢崎線 多々良駅から 約1.2km (徒歩20分)
東武伊勢崎線 館林駅から 約4km (東口からタクシー10分)
○ バス:
館林駅前(東口)から 多々良巡回線バス、往路30分、復路15分。
バス停「県立館林美術館前」から すぐ、または
バス停「西高根町」から 徒歩15分。

[東京都内からのご案内]
○ 浅草駅 (東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線) または 北千住駅(JR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線・半蔵門線、つくばエクスプレス)から 東武スカイツリーライン・伊勢崎線をご利用ください。特急「りょうもう」の場合、浅草駅(北千住経由)~館林駅の所要時間は約60分。
○ JR宇都宮線ご利用の場合は、久喜駅で東武伊勢崎線に乗り換え。久喜駅~館林駅の所要時間は約30分です。
ホームページ
https://www.gmat.pref.gunma.jp/
会場問合せ先
0276-72-8188
群馬県館林市日向町2003
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