2008年11月3日、手塚治虫は生誕80周年を迎えます。そして、手塚治虫の人生の分岐点「5つの刻(とき)」をたどる全5回の企画展シリーズも今回は「現在-生誕80周年」に、スポットライトを当てていきます。
生誕80周年の今年-『MW-ムゥ-』の映画化や『ASTRO BOY』のハリウッド映画化など、新たな手塚作品の魅力を打ち出す企画が続々と立ち上がり、注目を集めています。
しかし、そんな数多くの企画の中でも、今最も注目度が高いのがさまざまなクリエイターとのコラボレーション企画です。手塚キャラクターを愛らしい姿にデザインした『tezuka moderuno』をはじめとし、数々のコラボレーションが「新たなる手塚治虫の世界」として人気を得ています。
「コラボレーション」という言葉は2000年前後から、さまざまな分野で盛んに使われるようになったと言われていますが、手塚はそのずっと以前から、この手法を取り入れ、自らが選んだクリエイターとのコラボレーションを行っていました。
本展では、現在も続々と生まれる「手塚治虫のコラボレーション」と、「手塚治虫が先駆けたコラボレーション」をご紹介します。過ぎ去ったときから未来へと受け継がれる手塚作品の魅力を多彩な角度から体感してください。