日常と離れて、どこかに出かける、新しいものを知る。私たちにとって、旅はさまざまな発見をもたらしてくれます。人生そのものが旅、作品と出会うことも一つの旅といえないでしょうか。この展覧会では、この「旅」というキーワードによって、19世紀から現代に至るイギリス美術を紹介します。活動した時代も、作品の傾向もそれぞれに異なる12作家の世界にふれることにより、イギリス美術の多彩な性格が浮かび上がってくることでしょう。また本展に出品される多くの作品は日本にゆかりのある作品です。そうした作品を鑑賞するのは、日英の文化のつながりについて考える絶好の機会であるといえます。どうぞ、イギリス美術への旅を、お楽しみください。 なお、この展覧会は、日本におけるイギリス文化を紹介するUK-Japan2008の参加イベントです。