収入印紙は、日本銀行券や郵便切手とならび、日本において法律によって額面価値での通用が定められている証券であり、その製造は印刷局が担っています。
収入印紙は印紙税という税制度の導入とともに誕生しましたが、同じように税金や手数料などの納付に使われる印紙類として、国が発行するその他の印紙、さらに、地方公共団体が発行する収入証紙類があります。こうしたさまざまな印紙・証紙類を眺望すると、そこにはその時代の制度や社会状況がよく表れています。
このミニ展では、当館所蔵品の中から日本の社会や歴史の様相をユニークなかたちで伝える多様な印紙・証紙類を展示し、ご紹介します。