2008年11月3日(月)~12月4日(木) photographers' gallery 12:00~20:00 会期中無休 沖縄本島から東へ約360キロの沖合に位置する大東島。島にはサトウキビ畑が広がり、池や沼が点在する。製糖工場や発電所などの大きな建造物もある。もとは無人島で、八丈島や沖縄からの開拓民が住むようになって100年程しか経っていないという。 これまで大友は、姉を撮影した「郁子」、父の蔵書を撮影した「書架」や、生まれ育った北海道北広島周辺の風景など、彼自身に密に関係がある人や物に向き合い、発表をしてきた。今回は北海道から遠く離れ、大東島にカメラを向けた。 大東島には10日ほど滞在した。毎日同じような風景ばかり撮っていた。特別な手応えを感じたわけではないが、持って行ったフィルムはすべて使い切っていた。帰ってきてベタ焼きを見ていて、これで終わりにすることはできないと思った。1ヶ月後、再び大東島を訪れた。 大友真志 ゼラチンシルバープリント、約15点