20世紀を代表する美術界の巨匠パブロ・ピカソ。91年の生涯を通じて想像力を発揮し、常に新しい表現に取り組みました。その全貌を、東京・六本木の国立新美術館とサントリー美術館の2会場同時開催という初の試みで振り返ります。パリの国立ピカソ美術館の改装によって実現した世界巡回展の一環で、かつてない規模の大回顧展です。同館のコレクションは、ピカソが最後まで手元にとどめていた貴重な遺品から選び抜かれた名品で彼の創作の秘密を探る手がかりとなります。サントリー美術館では「自画像」をテーマにした約60点で、ピカソの内面に迫ります。