当館収蔵品より、明治以降の薩摩焼の小品を中心に、ご紹介いたします。
薩摩焼は、朝鮮出兵の際に、島津義弘が陶工を連れ帰ったことにより、始まったもので400年以上の歴史があります。白薩摩、黒薩摩に大別されますが、当館では、長島コレクション第5・6展示室で様々な薩摩焼をご覧いただくことができます。
本展では、大きさのある豪華な薩摩焼とは対照的に、繊細な美しさを持つ小品を中心に、初公開作品を多数ふくむ約50点を展示いたします。
花瓶、お茶碗、香炉、文具など・・・繊細な絵付けや形で、思わず手に取りたくなるような愛らしさがある小さなさつま焼。
陶工の技術と感性が込められた作品を、ごゆっくりお楽しみください。