日本ガラス工芸協会は、ガラスを共通の素材として創作活動を営む人々が集まった団体です。1972年の創設以来、ガラスによる造形活動を通して、ガラスと人との結びつきを深め生活環境の向上と文化の発展に寄与することを目的としています。
協会は、今日まで国の内外を問わず、グラスアートに関わる様々な活動を展開してきました。その活動の主軸とも言えるのが、3年に1度のペースで開催されてきた「日本のガラス展」です。第11回目となる今回は、推薦公募による「Y.G.Prize(ヤング・ジェネレーション・プライズ)」展を同時に開催することで、日本の若手ガラス造形作家も広く内外に紹介いたします。
黄金崎クリスタルパークでは、2002年から「日本のガラス展」の巡回展を行っており、今回で3回目となります。毎回、出品作品はヴァラエティーに富み、充実した内容となっています。当館では、協会会員の最新作と、「Y.G.Prize」展出品作家の作品を併せた約120点を、前期と後期に分けて展示します。日本の第一線で活躍している現代作家や優れた若手作家の作品を、一堂にご覧いただける絶好の機会となるでしょう。この機会に、ガラスを素材とした新しい芸術領域に挑む作家たちの最新作を是非ご鑑賞ください。