岩手町立石神の丘美術館では、2002年のリニューアルオープン以来、企画展示室において「北の作家シリーズ」として岩手の近現代美術の展覧会、情報発信に取り組んできました。
今展では国内はもとより、海外でも人気の高い百瀬寿(ももせ ひさし/1944年北海道札幌市生まれ、岩手県盛岡市在住)の作品を紹介します。
百瀬は筆触にかわる表現としてグラデーションを追求してきました。鮮やかで微妙な色彩の版画作品、ネパール紙や箔を使用した作品、立体作品などを経て、近年は改めて筆を用いたグラデーションの作品制作に取り組んでいます。本展ではまさに「百色」といえる色彩の100の作品を通じて、百瀬寿の仕事を全貌します。