徳川美術館は,江戸時代に御三家筆頭として将軍家に次ぐ
格式を誇った尾張徳川家に伝えられた重宝を収蔵することで広く
知られています。
なかでも,「奥道具」と呼ばれる姫君ゆかりの婚礼調度をはじめ,
数々の衣服や書画は,いずれも優雅で気品に満ちています。
この展示会では,姫君の婚礼調度をはじめ,人生の節目の儀礼に
用いられた道具,華やかな衣服や調度品,美しい絵巻や書,楽器や
香道具,武家ならではの武具類など,国宝・重要文化財を含む110点
の名品を展示し,尾張徳川家の姫君たちの華麗なる世界を紹介します。