源氏物語は遥かな時空を越えて多くの人々に愛されてきた物語です。その源氏物語が世に出て千年という節目を迎えるのにあたり、京都府では、重要部経文化財保持者(人間国宝)や伝統産業の名工たちによる「源氏物語」をテーマとした制作を依頼し、今回その完成を記念して約40点の工芸品を披露します。
日本の伝統文化の根幹であり、わが国を代表する伝統工芸品の生産地である京都には、繊細で綿密なものづくりの技と精神が千年の悠久の歴史とともに連綿と受け継がれております。京都府ではそうした魅力あふれる匠の技を広く内外に発信するとともに、次世代に継承するための基盤事業として取り組んでいます。
現代の新鮮な感性と高度な技術から生み出された、多彩な京の伝統工芸品による21世紀の源氏物語の世界をお楽しみください。