山梨県甲州市出身の木食僧・白道は、同じ山梨県の身延町出身の木食僧・行道(木喰五行、明満)に師事し、ともに廻国修行をしながら、多くの仏を刻み、書をあらわしました。白道の足跡を辿るように残された仏たちは、いずれも人の心を和ませずにはいられない、独特の微笑をたたえています。本展では、白道ゆかりの品々から、師の行道に比して未だ知られざるところの多いその生涯に迫ります。
●おもな出品作品
子安観音菩薩(門昌庵 北海道)
薬師三尊像及び十二神将(栃窪薬師堂 栃木県)
百観音菩薩(上条組 山梨県)
百体観音菩薩(福蔵院 山梨県)
薬師如来(個人 山梨県)ほか