タイトル等
ブルーノ・ムナーリ展 あの手 この手
会場
滋賀県立近代美術館
会期
2008-05-31~2008-07-06
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入場は4時30分まで)
観覧料
一般(おとな)950円(750円)
高校生・大学生650円(500円)
小学生・中学生450円(350円)
()の中は20名以上の団体料金
主催者
滋賀県立近代美術館、朝日新聞社
概要
ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、絵本の制作、グアフィックやプロダクトのデザイン、絵画や彫刻、実験映像から子どものための美術教育と、多岐にわたる分野で活躍し、独創的で、夢とユーモアにあふれた作品を世に送り出した、イタリアのアーティストです。
本人の言葉を借りると、今から100年前に「ミラノの都心にははだかで到着した」ムナーリは、18歳のときに後期未来派の運動に飛び込み、やがて「役に立たない機械」を発表します。それは糸で吊るされた軽やかなモビールで、かすかな空気の動きにつれて、色の組み合わせが様々に変化する動く彫刻でした。機械が賛美された時代に、何の役にもたたない「機械」を生み出したムナーリ。彼は、ごくありふれた日常生活の中に美を見出し、軽やかで、遊び心と詩情に満ちた作品を次々に生み出し、私たちの心と生活を豊かにしてくれる魔術師でした。
たとえば5歳の息子アルベルトのために作った奇想天外なしかけ絵本。文字の書いていない「読めない本」。指を曲げたり、伸ばしたり、様々に表情を変える不思議なフォーク。色と手触りの違う3種類の紙を使って、夜の闇、早朝の草原の輝き、洞窟探検を描いた名作絵本『夜の闇に』。あるいは携帯用の折り畳み式彫刻や、ストッキングの素材をランプシェードにした照明器具、マットレス用のフォーム・ラバーで作られたお猿の「ジジ」。原稿を動かしながらコピーをして、オリジナルな作品を作ったり、スライド・マウントの中に、いろいろな素材をはさんで、壁に不思議な絵を映し出したりと、ムナーリの想像力はとどまるところを知りませんでした。
ムナーリセイタン100年を記念して開催される本展は、ムナーリが生涯取り組んだ「本」の仕事を軸に、その多彩な活動を総合的に紹介するもので、初版の書籍を中心に、絵本絵画、絵画や彫刻、スケッチ、映像作品、プロダクトデザインなど、300点以上の作品で構成されています。子どものような旺盛な好奇心、自由で柔軟な発想、豊かな想像力、そして人間と自然にたいする暖かな眼差を感じさせるムナーリの作品は、私たちの心の中で、いつまでもきらきらと輝き続ける宝物と言えるでしょう。カラフルで、夢と驚きにあふれ、大人も子どもも夢中にさせるムナーリ・ワールドの魅力を是非お楽しみ下さい。
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
展覧会問合せ先
代表077-543-2111
会場住所
〒520-2122
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
交通案内
●公共交通機関をご利用の場合

JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行きにて「文化ゾーン前」下車、徒歩約5分。
(バスは瀬田駅前1番乗り場から「帝産湖南交通バス」が、2番乗り場から「近江バス」が発着しています)

瀬田駅はJR京都駅から普通列車で約17分、JR大阪駅から快速列車で約46分。
新快速列車は停まりませんのでご注意下さい。

●タクシー利用の場合

「瀬田駅」から約15分(美術館の入り口まで乗り入れできます)。
(帰路のタクシーは、エントランス受付裏の公衆電話から依頼すれば、美術館の通用門前まで乗り入れてもらうことができます)
なおタクシーは文化ゾーン北ゲートからは入れません。
美術館入口まで入る場合は約1キロ先の東ゲートまでう回しますので、ご注意下さい。

●自家用車をご利用の場合

名神・新名神高速道路経由の場合:草津田上インターから約5分
文化ゾーン駐車場3か所 (約320台収容可能、無料)
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
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