石橋財団創設者石橋正二郎のあとを継いで、1981年に理事長に就任した石橋幹一郎は早くから20世紀美術に関心をもっていました。幹一郎逝去の翌年、彼が自ら蒐集した第二次世界大戦後の作家、フォートリエ、デュビュッフェ、ザオ・ウーキー、ベン・シャーンなどの作品が石橋財団に遺贈されました。本展は、幹一郎の没後10年を記念して、彼が愛好した戦後美術と、それを受け継ぎ新たに収蔵した近現代美術のコレクションを一堂にご紹介するものです。レジェやカンディンスキー、白髪一雄、今井俊満など、約20点の新収蔵作品はこの展覧会で初公開となります。
ブリヂストン美術館の新地平を暗示させる、20世紀美術から現代にいたるコレクションをご堪能ください。