蒲生に生まれた昭和洋画壇の異才、野口謙蔵(1901-44)の優れた大作を中心として、洋画家、秋口保波(1897-1976)、三田康(1900-68)、鷺田新太(1900-77)、伊庭伝治郎(1901-67)、島野重之(1902-66)、島戸繁(1902-98)の作品を展示・公開いたします。いずれも、他界の時や土地は異なるものの、20世紀が始まる頃の明治30年代に滋賀で生まれ、各地の画壇で活躍し、後進の指導にも励みました。洋画が日本に根付こうとして、少し世代を重ねた頃の画家たちということになるでしょうか。