ヤンマー株式会社の創業者、山岡孫吉(1888-1962)によって収集されたコレクションを中心とした作品から、日本洋画誕生の歴史を振り返ります。
西洋画の影響が顕著になり始める江戸後期の絵画や、明治期に入って洋画の黎明期を支えた高橋由一から黒田清輝、またその門下の青木繁まで、日本洋画の礎を築いた画家たちの名品をご紹介します。
山岡コレクションは数年前まで一部の研究者のみが知る幻のコレクションでしたが、近年、一般公開が始まりました。
今回の展覧会では笠間日動美術館所蔵作品の中から山岡コレクションを中心とした69作家170点あまりの作品が一堂に会します。
西洋からの影響を受けながらも日本のアイデンティティを模索し、独自の発展を遂げた初期日本近代洋画の苦闘の歴史をこの機会にぜひご覧下さい。