タイトル等
常設展「真空と過密-岡本太郎の絵画空間」展
会場
川崎市岡本太郎美術館
会期
2007-09-21~2008-01-14
休催日
月曜日(祝日を除く)、9月25日、10月9日、12月25日、12月28日~1月3日
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般500(400)円 高大生・65歳以上400(320)円 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
企画展開催期間中は企画展とのセット料金となります。
主催者
川崎市岡本太郎美術館
概要
「芸術における空間とは、まったく空気を抜いた絶望的な真空、虚であるか、でなければぎっしりと、みじんの隙もなくつまったものである、と私は信じるのです。」(岡本太郎「光琳論」『日本の伝統』光文社 1956年)

岡本太郎は、さまざまなジャンルに渡って文章を残し、芸術家としては異例なほど著書が多い作家です。しかし、有名な「対極主義」、相反する要素を同じ画面の中に共存させるという岡本独自の芸術論を除くと、意外にも岡本が自らの絵画や制作について語った文章はかなり少ないといえるでしょう。

そうしたなかで、岡本の絵画についての考えを垣間見ることのできる文章の一つに「光琳論」があります。若き日にパリに留学していた岡本太郎は、街なかの本屋のウィンドウでたまたま目にした尾形光琳の《紅白梅図屏風》に引きつけられます。まったく隙のないきびしく充実した画面、それまで日本の美術に物足りなさを覚えていた岡本にとって、それは故国の美術に感じたはじめての衝撃でした。戦後になって執筆された「光琳論」で岡本が展開する文章は、自らを魅きつけた光琳の画面についての考察であると同時に、岡本自身の主張でもあると考えられます。「空気も水もない。この真空の世界にこそ、すさまじい緊張とともに、非常の空間が現出します。(中略)空気のただよっている空間などというものは、自然主義の感傷的で通俗なごまかしにすぎない。」

たしかに岡本の画面に、空気感というのはあまり感じられません。これでもかという程にぎっしり詰めこまれた賑やかな構成、もしくは、暗い真空を切り裂く色のひらめき、という印象が強いように思われます。こうした空間構成の視点からみていくことも、岡本の絵画空間を読みとく一つの鍵となることでしょう。
ホームページ
http://www.taromuseum.jp
展覧会問合せ先
044-900-9898
会場住所
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
交通案内
小田急線 向ヶ丘遊園駅から
岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。
向ヶ丘遊園駅 は、新宿から、小田原・湘南方面への急行で約20分、普通電車で約40分です。
多摩急行、快速急行は向ヶ丘遊園駅に停まりませんのでご注意ください。
【徒歩】 約17分
南口から道なりに進み、ダイエーを左手に見ながら稲生橋交差点を渡ってください。そのまま直進し、生田緑地の入口から坂道を上がり、芝生広場の右手奥が美術館です。
【タクシー】
南口タクシー乗り場から、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。生田緑地の入口まで4分程度、そこから徒歩で約5分です。
【バス】
南口ターミナルから川崎市バス「溝口駅南口行」(5番のりば・溝19系統)乗車、「生田緑地入口」で下車(約3分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。
北口ターミナルから小田急バス「専修大学行」乗車、終点「専修大学前」で下車(約10分)、バス停より生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通って徒歩約6分です。


JR南武線・小田急線 登戸駅から
徒歩では約30分かかりますので、小田急線に乗り換えて向ヶ丘遊園駅をご利用ください。
【タクシー】
タクシーをご利用の場合は、向ヶ丘遊園駅からとほぼ同料金です。ご利用の際は、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。
【バス】
川崎市バス(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)「生田緑地」行きに乗車、終点「生田緑地」下車(約16分)、バス停より徒歩約5分です。
※10時~16時台は1時間に1本程度の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です。


JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅から
川崎市バス「向丘遊園駅南口行」(2番のりば・溝19系統)に乗車し、「生田緑地入口」で下車(約20分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。


東急田園都市線 梶が谷駅から
東急バス「向ヶ丘遊園駅南口行」(1番のりば・向01系統)に乗車し、「飯室」バス停で下車(約17分)、バス停より徒歩約10分です。
※1時間に2~3本の運行です。


東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅から
小田急バス「向ヶ丘遊園駅北口行」(1番のりば・向11系統)に乗車し、「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」バス停で下車(約10分)、進行方向右手の坂道を上がり、生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通ってください。


東名 川崎インターから
普通車両の場合は、川崎インターを左折し、二つ目の信号(犬蔵交差点)を右折してください。そのまま直進し(約7分)、平三叉路を中央に進み、生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
大型車両の場合(バスなど)は、川崎インターを左折し、尻手黒川線を清水台で右折。浄水場通りを根岸陸橋で右折、世田谷町田線を多摩警察署前で右折し、府中街道の稲生橋交差点を右折して生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。詳しくは生田緑地東口ビジターセンターへ:044-933-2300


国道246号線から
国道246号線の溝ノ口交差点(立体交差)を、東京方面からは右折、町田方面からは左折し、府中街道に入って、府中方面に直進してください(約15分)。稲生橋交差点を左折し(約2分) 生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
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