和紙の美しさと響きあった日本絵画の魅力をお楽しみください。和紙は材料や製法、産地によってさまざまな個性があり、その個性を活かして作品が表されてきました。そのような歴史を、古い絵巻物から、近代・現代の日本画までたどりつきます。
平安・鎌倉時代の巻子本(かんすぼん)、室町時代の水墨画、江戸時代の障壁画や水墨画など、近代以前のコーナーからご覧いただき、横山大観、竹内栖鳳、前田青邨、村上華岳など近代を代表する作家の作品をお楽しみいただきます。また、高山辰雄、下保昭、石本正などの現代作家、いま日本画界の第一線で活躍している作家たちの探求もご紹介します。そのなかの5人は、徳島県の阿波和紙に描いた新作を発表いたします。
和紙の風合いを感じ、表現の違いを味わう。日本絵画との新しい出会いを、どうぞお楽しみください。
主な作家
狩野芳崖、横山大観、竹内栖鳳、小杉放菴、安田靫彦、前田青邨、
村上華岳、小野竹喬、加山又造、高山辰雄、下保昭、竹内浩一、
中野嘉之、大野俊明、宮廻正明、斉藤典彦、森山知己など