現代のフランス画壇を支える巨匠、ジャン・ジャンセン。 魂の打ち震えるような線描と、華麗にして落ち着きのある色彩に彩られた作品は、愛と孤独に生きるジャンセンの心の奥底そのものであり、現代人の心に強く訴えかけます。ジャンセンは、版画を職人的に絵画の複製として作ろうとはしません。彼は、自己を生来の版画家と思っており、常にデッサンを重視しています。彼の色遣いは、灰色と白を基調としており、黒は人生のあらゆる力を表現し、画面全体に感動をもたらしています。 今回は、油彩・水彩・パステル・版画約30点の秀作を集めました。愛と哀しみを描いて70年、見る者を強く魅了し続けるジャン・ジャンセンの世界を是非ご堪能下さい。