タイトル等
さびしさと向きあって
会場
佐倉市立美術館
会期
2007-11-16~2007-12-24
休催日
月曜休館(但し12月24日は祝日のため開館)
開催時間
午前10時~午後6時(入館は5時30分まで)
観覧料
一般600(480)円、大学・高校生400(320)円、中学生以下無料
*( )内は、前売りおよび20名以上の団体料金
*11月16日(金)は「佐倉市教育の日」及び開館記念日にて観覧料金無料
主催者
佐倉市立美術館
概要
県内の美術状況を紹介すると共に、分かりにくいとされる現代美術への理解を深めていただく目的で開始した「チバ・アート・ナウ」シリーズから、出品作家を県外からも招くことで、より客観的な位置に視点を置いた「カオスモス」に移行して3回目を迎えます。
カオスモスとは、カオス(混沌)とコスモス(秩序)を合体させた造語です。本展は融合し、分裂していく未知数の美術表現の状況を報告すると共にそれらが何処へ向かっているのか、鑑賞者と共に考える企画でありたいと思います。
様々な技術が発達し続けている現代社会においても、人間は肉体的、又は精神的な苦痛から完全に開放されたわけではありません。「心」という言葉を踏まえて最近のニュースを見ているとむしろ、より深刻な状況ではないかと思うことも少なくありません。
悩みや悲しみを客観的に測定することなど出来ないように、合理主義と科学の追求では解決出来ない問題に私たちは直面しているのです。現実から目をそむけるためにインターネットやゲーム等の仮想現実へ没頭する若者が急増しているのも事態の深刻さを窺わせる事例ではないでしょうか。
本展でご紹介するのは、何らかの痛みを起点として表現活動を展開した作家たちの作品です。そこには痛みそのものを直視し続けた独白のような作品や、痛みを乗り越え、透き通るように浄化された風景があります。
ハンセン病と闘いながら、創作を続けた歌人・明石海人の歌集「白猫」の序文に「深海に生きる魚族のやうに、自らが燃えなければ何處にも光はない」とあります。
孤独と向きあいながらも、逃れようのない自らの苦を引き受け、表現へと昇華させた作家たちの結晶とも言うべき作品をこの機会に是非ご鑑賞ください。
尚、今回の出品作家の中には例年と異なり、亡くなっておられる方も含まれています。しかし、広く世に知られることのなかった秀作をご紹介する重要性から、本年のみ例外とさせていただきます。
ホームページ
http://www.city.sakura.chiba.jp/museum/
展覧会問合せ先
TEL 043-485-7851
会場住所
〒285-0023
千葉県佐倉市新町210
交通案内
・京成佐倉駅南口より 徒歩8分 または 「JR佐倉駅方面行」バスで「佐倉市立美術館」下車すぐ

・JR佐倉駅北口より 徒歩20分 または 「京成佐倉駅行」か「田町車庫行」バスで「二番町」下車すぐ
※<市役所経由>の場合「宮小路町」下車 徒歩5分。

・東関東自動車道「佐倉IC」より約5km・15分、美術館向かいに佐倉市駐車場あり(無料)
ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
会場問合せ先
043-485-7851
千葉県佐倉市新町210
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