1887年に世界の発明王トーマス・エジソンが蓄音機を発明してから、今年は130年目にあたります。CDやMDといったデジタルが主流となった現在では、アナログの蓄音機やレコードを目にする機会はほとんどなくなりました。
しかしアナログ音の方が豊かで奥深い音色があるとして、現在でもクラシックな蓄音機の愛好家は少なくありません。
この展示では、本年ご寄贈いただいた村山コレクションの中から、エジソン社スプリングモーター(1896年製)をはじめ、装飾性も豊かな19世紀末から20世紀初頭のクラシック蓄音機や蝋管レコードなど約20点を紹介し、蓄音機の歴史と魅力にふれていただきたいと思います。