2004年10月に開催した“SKETCH BOOK 88 BY SHOICHIRO SATAKE”(88人の取扱アーティストから20数点の作品を紹介したグループ展)では、それまでのギャラリー・ショウ23年間の歴史を振り返り、初の自分自身の心に触れると言うテーマでインスタレーションを行った。あれから3年の月日を経た今、時代の流れ、新しい作家との出会い、自分自身の変化などが最近の取扱作品に反映されている。今回の展覧会は、ギャラリー・ショウの現在の作品群からセレクトしたものを紹介する、言わば『ディレクターズ・チョイス』展である。ディレクター、佐竹昌一郎の近代美術や現代アートに対する想いがぎっしり盛り込まれていることはもとより、ギャラリー・ショウの原点である米国カリフォルニアを中心に活躍してきたアーティストの、日本ではなかなか見かけない作品もいくつかご紹介する。我々の基本コンセプトである『すべてのアートはポップに成り得る』をあらためて見い出していただければ幸いである。