タイトル等
中欧の現代陶芸
ハンガリーとチェコを中心に
会場
岐阜県現代陶芸美術館
会期
2007-12-08~2008-03-28
休催日
月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
開催時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般320(260)円 大学生210(160)円 高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
主催者
岐阜県現代陶芸美術館
概要
いわゆる東西冷戦終結という体制転換から20年近くが過ぎようとしています。1989年、ドイツというひとつの国を分断していたベルリンの壁が崩壊し、旧東欧諸国と呼ばれた他の国々でも一斉に社会主義体制が崩壊したのです。冷戦は終わりを迎え、資本主義と民主主義という名の新体制が広くヨーロッパを覆ったのです。現在では体制変換した国の多くがEU加盟も果たしました。これらの国の中で、第二次世界大戦後「強制的に」ロシア(当時のソビエト連邦)の影響下におかれ、1989年以降体制を変換したヨーロッパ中央部に位置する国々、とりわけポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキアは、現在では中欧と呼ばれています。

過去の体制下における中欧の陶芸家は制作する主題に制限が設けられていましたが、一方でその身分は保証されていました。しかし新体制は全てを自由にしてしまったため、身分保障もなくなり、格差社会が生まれてしまいました。かの国の陶芸家はこのような状況のなかで、社会に対する強いメッセージを込めた作品を制作する者や、器を基本とした新たな展開の仕事を見せる者など、活動の幅を広げながら自らの立ち位置を見つけようとしています。2005年、そのような激動の時代を生きる中欧のアーティストの作品を紹介するための展覧会が日本でも開催されましたが、そこに展示されていたのは現代美術の作品で陶芸作品は見られませんでした。実際には、チェコでは早い時期に国際現代陶芸シンポジウムが開催され、ハンガリーではジョルナイやヘレンドといった歴史ある陶磁器工房を抱えていたにもかかわらず、これらの国の陶芸作品がまとめて日本で紹介されることはなかったのです。

本展では、中欧と呼ばれる国の中でも当館と滋賀県立陶芸の森が所蔵するハンガリーとチェコの作家による現代陶芸作品、さらに20世紀初頭までそれらの国と一国を成していたオーストリア及びドイツの現代陶芸作品を展示します。これまで私たちにとって遠い国であったハンガリーやチェコの陶芸作品を通して、日本と中欧の共通点や相違点を見いだし、相互に理解を深め、共生する未来を探る契機になれば幸いです。
ホームページ
http://www.cpm-gifu.jp/museum/
展覧会問合せ先
Tel.0572-28-3100
会場住所
〒507-0801
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
交通案内
[お車でのアクセス]

■ 東京→小牧JCT→多治見
(東名高速、小牧JCT経由 中央自動車道)

■ 大阪→小牧JCT→多治見
(名神高速、小牧JCT経由 中央自動車道)

【中央自動車道・多治見ICから】
国道19号を土岐・中津川方面に 約5km
→ 東町1の交差点を右折

【東海環状自動車道・土岐南多治見ICから】
国道19号を多治見・名古屋方面に 約1km
→ 東町1の交差点を左折

※駐車場無料・一般車312台収容

[公共交通機関でのアクセス]

■ JR多治見駅までのアクセス方法
・東京方面… 東京→(新幹線)→名古屋→(JR中央本線)→JR多治見駅
・大阪方面… 大阪→(新幹線)→名古屋→(JR中央本線)→JR多治見駅

■ JR多治見駅から岐阜県現代陶芸美術館へのアクセス方法
①多治見市コミュニティーバス (ききょうバス)
…土・日・祝日のみ運行
料金:¥200 所要時間約25分
オリベルート「セラミックパークMINO」下車
※1日乗り放題フリーパス(300円)あり。

②東鉄バス
料金:¥270 所要時間約15分 (下車後、徒歩約10分)
・多治見駅前(南口) 東鉄バス3番乗り場より 【妻木線】もしくは【瑞浪=駄知=多治見線】のどちらかに乗車
・停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』下車 (バス停から施設まではバス停に取り付けられた案内板をご参照ください。)
※1. 【妻木線】で「タウン滝呂」経由の便は 停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』を通りませんのでご注意ください。
※2. 停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』は、上りと下りではバス停の場所が違いますので、ご注意ください。

③タクシー 所要時間約10分
ホームページ
https://www.cpm-gifu.jp/museum
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
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