1957年に通産省(当時)により設立されたグッドデザイン賞は、2006年に50年を迎えました。選定された製品には「Gマーク」が付けられ、「Gマーク」商品として私たちにもなじみ深い賞です。本展は、この半世紀に生まれたより選りのGマーク製品約100点を中心に、製品が生まれた時代背景を物語るポスター、写真、雑誌、書籍などを合わせて展示し、グッドデザインという観点から私たちの生活文化のあり方を見つめます。また、グッドデザイン運動の原点となる1950年代のデザイン界の動きについても紹介します。
さらに、設立12年目となる「かわさき産業デザインコンペ」など川崎市で進められてきたグッドデザインの取り組みとその成果もあわせて展示し、都市・川崎市の新たな魅力を紹介します。
<展示の見どころ>
1.Gマークの歴史を飾った優れたプロダクト約100点
2.「グッドデザイン運動」の幕開けの様子を当時の資料や写真をとおして
振り返ります。
3.選定商品が生まれた背景として、たとえば「東京オリンピックポスター」
(1962~64)、「アポロ11号 月着陸写真記録」(1969)や当時の書籍・雑誌
などの歴史的資料を展示します。
4.川崎が進めてきた「かわさき産業デザインコンペ」事業の歩みを紹介します。