7年ほど前から絵を描き始めました。 今回、初めて個展を開きます。 何を描きたいのか?そして、どうしたいのか? 絵を描くという行為は、私にとって「自分と向き合う作業」だと思っています。 それは、とても苦しい事なのですが、描き終えた後、 そこから見えてくるもの、問いかけてくるものがあります。 今回の絵は、人と外界との関わりをテーマに、 主に2000年から2005年の間に描いた作品です。 当時の私は、まだ幼く、とても未熟で、自分の感情を持て余していました。 そうした感情の集積や、自分をとりまく世界について考えることが、 絵を描くという行為に結びついたのだと思います。 この6年間の絵は私にとって、自分自身を描いた「絵日記」のようなものです。 今回の展示を通して、私自身、改めて自分の心に耳を傾けてみたいと思います。 そして少しでも多くの方々に、私の記憶や心情、感覚に触れていただき、何かを感じて頂けたら嬉しいです。