平成19年(2007)5月場所、白鵬(宮城野部屋)は2場所連続で優勝を果たし、場所後、横綱に推挙されました。69代横綱白鵬の誕生です。
横綱は幕内土俵入りの後、綱を締め、太刀持ち、露払いを従えて土俵入りを披露します。横綱土俵入りには雲龍型と不知火型がありますが、白鵬が選んだのはかつての宮城野親方、43代横綱吉葉山と同じ不知火型です。
不知火型は綱の輪が2つで、せり上がりのときに両手を広げます。雲龍型は輪が1つで、せり上がりのときに右手を広げ、左手はわきばらのあたりにつけます。両手を広げる不知火型の横綱土俵入りは、雲龍型よりも攻撃的であるといわれています。
今回は不知火型の土俵入りをした横綱をご紹介いたします。